離婚して後悔したこと

離婚後、不意の病気で無収入に…財産分与しておけばよかった

私は45歳、夫55歳、結婚12年目で離婚しました。子供はいません。私たち夫婦の離婚理由は、夫が宗教にはまったことです。

夫に宗教を強要されて離婚へ。自分の収入があるからお金はいらない

夫は宗教自体については、以前からやっていましたが、だんだん激しくのめり込むようになり、私にもその宗教を強要するようになりました。それから、生活における決断事は全て宗教のエライ人にお伺いを立てなければならないと言い始め、そういったことから今後の人生を共に歩んでいくことは無理だと思いました。

親権の問題や養育費についてはもちろん、子供がいないので無しです。慰謝料についてもありません。当時(というか、ずっと)共働きでしたので、一応私にもそれなりの収入があること(月20万程度)、離婚する約1年前に夫がリストラにあい無職だったこと、私に多少なりとも(500万程度)の預金があったことから、財産分与も無しでした。

離婚に向けて動いているときは、とにかく早く離婚したかったし、基本的に私の性格として、もめごとが好きではないことから、財産分与はしませんでした。夫はリストラにあったとはいえ、会社都合の退職なので割増退職金等も含めて2,000万円近い退職金をもらっていましたので、残った住宅ローンを完済してもまだ1,500万程度ありました。

早く離婚したいしモメたくない。財産分与のための裁判もしない

夫も離婚に対しては反対せず、「その宗教をしない妻が悪い(妻なら夫の信仰に従って当然)」と真剣に言っていたので、なんの悪気もないようでした。だから、慰謝料なんて無いし、財産分与も考えてもいないという方針でした。

周囲、特に私の親きょうだいは裁判をしてでも財産分与を要求しろと言いました。が、私の思いとしては「こんな人と結婚しようと思った自分がバカだった」という自己責任の思いが強くありました。逆に「すべて相手の要求の通りにしてあげるんだから、全く後ろめたくない」とすがすがしい気分でした。

年上の無職の夫をポイ捨てしたのか、と事情の分からない人から、からかわれたこともありますが、全くそうではないので自分としては堂々とした気分でした。それは良かったと思っていますが…。

離婚後の生活は予測不能。無収入になり、財産分与しなかったことを後悔

その後、事情が変わって、私が病気になり休職せざるを得ない状況になりました。一気に収入がストップしたので、預金を切り崩す状況になってしまいました。こうなると、やはり財産分与を要求しておいた方が良かったかな…と思いました。

それに、せっかく離婚したのに、ちょくちょく元夫から連絡が来て、かなりうっとおしいのです。はっきり「もう連絡しないで」と言いましたがやめてくれません。もちろん電話も出ないし、メールにも返信しませんが、かれこれ1年以上続いています。

こちらとしては、円満離婚とまでは言いませんが、夫にかなり良い条件で離婚してあげたのに、意味が無かったような気分です。友人に言うと、お互いにもっともめて、イヤな思いをしておいた方が縁が切れたんじゃない?と言われてしまいました。もっと相手に憎まれておけば良かったかもよ、と言われて、そういった考え方もあるのかとビックリしました。

お金について、要求できる権利があるのなら、多少イヤな思いをしても頑張るのも一つの手だと思います。その後の生活の保険のためにも。離婚したこと自体には後悔はないのですが、相手にも自分にも良かれと思ってしたことが、結局裏目に出てしまっているような気がします。私はお金に未練が、元夫は(たぶん)元妻に未練が…。